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歯科医師会
2018年7月26日
こんにちは、院長の中野です。
先日、小田原歯科医師会の講演会に参加してきました。
講演の内容は骨粗鬆症の診療とリエゾンサービスでした。
骨粗鬆症の第一選択薬とされている薬(ビスホスフォネート製剤)を内服されている患者さんは、侵襲のある歯科治療や
感染を契機に顎骨壊死と呼ばれる病態になることが報告されており、整形外科・歯科の連携がテーマでした。
以前より顎骨壊死は報告されていましたが、比較的新しい薬なのでまだ分かっていないこともあります。
国内では2016年に新たにポジションペーパーと呼ばれる指針がでたものの、統一した対応がとられていないのが
現状だと感じました。
整形外科の先生の骨折に対する見解や実情を聞くことができたのはよい勉強になりました。
自分が病院に勤務していた際は、ポジションペーパーに準じた治療を行っていましたが、すべてのケースでそれを
する必要性があるか問われたら迷います。
一番大事なのは、いかに患者さんが安心、納得して医療を受けられるようにするかだと思います。
そのためにはかかりつけ歯科医院だけでこの病気に対応するのではなく、他科と連携をとり、適切な記録を残すことで
病気の解明にも微力ながら貢献していきたいです。
この講演会は診療後の19時半開始だったので、コメダ珈琲で腹ごしらえしてから行きました。
おなかすきすぎてコーヒー頼むの忘れました。