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2020年5月5日
こんにちは院長の中野です。
少し前には予想もできないような大変な事態となってしまいましたね、このブログをご覧の皆様はこの自粛中どのようにお過ごしでしょうか?
自分は、職場と家の往復と食料の買い出し以外は家にこもっています。
今まで何気なく通っていたサウナにも行けず、何でもないようなことが幸せだったと高橋ジョージを思い出す今日この頃です。
厚生労働省からでた「院内感染対策について」では、「緊急性がないと考えられる歯科治療については延期することなども考慮すること。」と記載がありました。
ですが、緊急事態宣言が5月で解除される保証もありませんし、なかの歯科としてはできるだけ安全に治療を行えるように感染対策をしています。
その対策のひとつで、医療用の業務用空気清浄機があります。
本当にウイルスが99.95%も除去されいるのであれば感染対策はばっちりですね。
なかの歯科の診療室の天井にはこのメディカルライトエアーがついています。
その他にもできる限りの感染対策を行っています。連休明けも診療は行いますので、お困りの方がいらっしゃいましたらご連絡ください。
メンテナンスや急性炎症等のない歯周治療などは落ち着いてからでも良いかもしれません。
少しでも早くこの緊急事態が収束することを願っております。皆様も体調に気をつけて過ごしください。
2020年3月7日
こんにちは、院長の中野です。
皆様は体調を崩されたりしていませんか?
花粉症。感染症。はやく収束して日本が元気になってほしいですね。
久しぶりのブログ更新となりましたが、本日は自家歯牙移植をご紹介いたします。
実は、歯という組織は一度抜けても、また元に戻る可能性があることをご存知でしょうか?
事故などで歯が根元から抜けたとしても早期であれば元通りに治ります。
それを応用して、自分の歯を自分の口の中の別の場所に移植するのが自家歯牙移植です。
今回、心優しい患者様が写真を使うことを許可してくださったので、最近行った治療を写真を使ってご説明させていただきます。
右下の歯はおそらく何度も治療を繰り返しており、中央に大きな穴が空いているだけでなく、厚みの薄い部分にヒビも入っている状態でした。基本的に歯を抜くのは最終手段ですが、こういった歯に関しては抜歯を行うのが一般的な治療になります。
左上の親知らずはなく、左下の親知らずは比較的良い状態でした。
左下の親知らずはなくなっても支障のない歯なので、相談の上、右下の折れた歯を抜歯して、左下の親知らずを移植することになりました。
移植は無事に終わりました。
こちらは2週間後の写真です。移植歯は歯茎となじんでいますが、まだ周囲の骨とがっちり固定されていないので、ワイヤーで隣の歯と固定した状態です。
また歯牙は移植できても、歯の中の神経までは再生しません。感染源とならないように歯の中の掃除も必要なので、歯の中の組織を除去する作業(根管治療)も行います。
2回ほど根管治療を行い、周囲の歯牙と連続した自然な状態に戻すためにかぶせ物(クラウン)を入れます。
移植後にクラウンが入ると、噛む機能は回復します。
今回のケースでは順調に治療が進みましたが、場合によってはけっこう時間がかかることもありますし、移植の際に移植する予定の部位と(移植床)と移植予定の歯の根(歯根)の形態が大きく異なるときは移植を治療途中でも断念することがあります。
もし抜歯のみを行った場合、のちに3種類(義歯、ブリッジ、インプラント)の治療からどれかを選択していただき機能回復を行うのですが、どの治療にも欠点があります。
それに対し移植は機能回復が行えるだけでなく、周囲の歯牙に機械的な負担もなく、インプラントに変わる素晴らしい治療であると思います。
移植歯が正常な歯牙と比較して寿命が短かったとしても、継続して通院(メインテナンス)していただけていたら、移植して何年後かに別の欠損補綴治療に速やかに移行することも可能であり、治療の選択肢も広がります。
この本は自分の自家歯牙移植のバイブルです。けっこう分厚くて読み応えのある本です。
写真の掲載の許可をいただいた患者様には感謝です。いつもありがとうございます。
移植以外のことでも何かご質問がありましたらおたずねください。
最後までご覧頂きありがとうございます。
2019年12月2日
こんにちは、院長の中野です。
久しぶりの投稿となってしましました。かぜが流行っているようですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
なかの歯科は開院してもうすぐ1年半になろうとしています。
内装を少し変えてみようと思い、白色のガラスフィルムを貼りました。
いかがでしょうか?
外が少し寂しくなったので、なにかを置いてみようと考えているのですが、いいアイデアがあったら教えてください。
今年も残りわずかですが、なかの歯科はスタッフ一同頑張りますので、みなさまも頑張って歯磨きを続けてください。
2019年8月3日
こんにちは、院長の中野です。
本日は小田原の花火大会です。楽しみです、行きます。診療を行っている昼間から、実施の合図の花火音が何度もしていて、大人たちのほうが浮かれているようです。
さて今回は、8月の待合室の新刊のご紹介です。
なんと、ふんわり髪は毎日のケアで作れるそうです!これは毎日ケアしないといけませんね。
そして、歯のケアでは認知症予防!
以前ご紹介した書籍でもおなじみです。
暑い日が続き、歯医者どころではないですか?
でも歯に休みはありません。お盆休みの週も8月13・14・15日は診療していますのでお気軽にお越しください。
毎日のケアでふんわり髪!だけでなく健康も!
最後までご覧いただきありがとうございます。
2019年8月2日
こんにちは、院長の中野です。
とにかく暑いですね。皆様は夏をどのようにお過ごしでしょうか?
今回は先日行ったスプリットクレストという治療をご紹介します。
インプラントを行う際に、骨の幅が狭く、通常の方法ではインプラントが埋入できないときに行う治療です。
骨は柔軟性があるので、分割線を入れて押し広げることで、インプラントが埋入できるようになります。これがスプリットクレストと呼ばれる術式です。
なかの歯科では歯が悪くならないように予防歯科を推奨していますが、すでに歯が悪くなっている患者様には、噛む力(咬合力)を分散させるためにインプラントをおすすめすることもあります。
何か質問等ありましたら、遠慮なくお尋ねください。
参考までに動画をのせますが、ご興味ある方のみ御覧ください。
そして、引き続き衛生士募集を行っています。
ご興味ある方はご連絡の上、気軽に見学にいらっしゃってください。
https://job-medley.com/facility/225363/
2019年7月24日
こんにちは、院長の中野です。
皆様、最近気になっている物はありますか?最近の1番関心のあるものは予防歯科です。とても気になっています。とても。
なかの歯科では開院当初から唾液検査や口腔内写真を利用して、予防歯科の啓もう活動を行ってきましたが、ご理解いただけないこともしばしば・・
最も大事だと考える、定期的なメインテナンスに通っていただけない患者さんがいることに戸惑っております。
ということもあり、都内で本格的な予防歯科を実践している先生のセミナーに参加してきました。
日本ではなかなか浸透していない、予防歯科を広めるため様々な工夫をしていることに関心しっぱなしでした。なかでも予防歯科はエコになるという視点から、予防歯科を啓蒙している話は共感することも多く、面白かったです。
治療を行うと多くの器具や材料を使用します。歯科医院で廃棄するゴミの量は膨大で、治療すればするだけ増えます。また使用した器具を滅菌するために必要なエネルギーや器具を保管する袋などもあわせるととんでもない量になります。
しかし、もし皆さんが歯が悪くなかったら・・
歯型を取らなくて済んだら・・・
こんなゴミ箱や
こんな廃棄物もなくなります。
将来的にデジタル化がすすめば、必要なくなる材料もあるかと思いますが、ゼロにはなりません。しかし、使用する器具が予防のための清掃機具・材料だけで済めば、ゴミが減るのは間違いありません。
エコですね。考えたこともなかった。
なかの歯科は今年度中に、予防歯科に重点をおいた医院に生まれ変わる準備を行っています。楽しみにしていてください。
そして、なかの歯科は一緒に働いてくれる衛生士さんを募集しています。こちらもよろしくお願いします。
https://www.nakano-sika.com/staff.html#recruit
ご興味ある方はお気軽にご連絡ください。
2019年7月20日
こんにちは、院長の中野です。
なかなか梅雨が明けないので、夏が短くなる気がして嫌ですね。
そんな時は、医院の道路向かいにあるマル☆のつけ麺です。
天気の悪い梅雨も、暑い夏もつけ麺食べて元気を出して働きます。
さて、今回はCAD/CAM冠と呼ばれる被せ物の治療をご紹介します。
銀歯の前の歯に入っている白い被せ物です。
この被せ物は保険の診療の範囲で作製できる治療になっています。奥歯の条件が良ければ、写真の銀歯が入っている歯にも適用することができます。
歯を写真のように削る必要があるので、治療する前によく相談してから行う治療です。ご興味のある方はなんでもご質問ください。
そして小田原市南鴨宮にある、なかの歯科は一緒に働いてくれる衛生士さんを募集しています。こちらもよろしくお願いします。
https://www.nakano-sika.com/staff.html#recruit
ご興味ある方はお気軽にご連絡ください。
2019年7月7日
こんにちは、院長の中野です。
最近は、早く梅雨があけてほしいと思う日が続いています。皆様はどのようにお過ごしですか?
今日はメタボリックシンドロームについて書かせていただきます。
まず、メタボリックシンドロームとは….内蔵脂肪型肥満をきっかけに動脈硬化のリスクが相乗的に高まっている状態をメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)といいます。
診断基準はウエストが男性の場合85cm以上、女性は90cm以上に加え、「血中脂質値」「血圧」「血糖値」のふたつ以上が一定の数値を超えるとメタボリックシンドロームと診断されます。
メタボッリックシンドロームになると、心臓、脳の疾患や糖尿病、その他血管系の病気を引き起こす可能性が高くなることはご存じの方もいらっしゃるかと思います。
とても怖い状態ですね、そして今回お伝えしたいのは!
歯周病のひとはメタボリックシンドロームになりやすく、悪化しやすい。という研究が進んできていると言うことです。
Shimazaki Y, et al:Relationship of metabolic syndorome to periodontal disease in Japanese women: the Hisayama Study. J Dent Res. 2007;86:271-5.
米国のメタボリックシンドロームの診断基準の陽性項目が4つ以上の人は、リスクのない健常者に比べ歯周病のリスク6.6倍に上昇しているという研究結果もあるようです。
まだ科学的な解明ができていなくても相関関係がありそうです。
メタボリックシンドロームは早期の予防や治療が大切なのと同様、歯周病も予防が大切。
・ご自宅では適切に歯磨きを行う
・ご自宅で管理できない汚れ、トラブルは歯医者で対処する
この2つは必須ですね。自分も衛生士に歯を掃除してもらっています。皆様も是非ご自身の歯を大切にしてください。
そしておいしい物をおいしく召し上がってください。
辻堂駅の近くにある「みなみカレー」のカツカレーは絶品。
そして小田原市南鴨宮にある、なかの歯科は一緒に働いてくれる衛生士さんを募集しています。こちらもよろしくお願いします。
https://www.nakano-sika.com/staff.html#recruit
ご興味ある方はお気軽にご連絡ください。
2019年6月24日
こんにちは、院長の中野です。
今回は歯科衛生士さんの募集の記事を書かせていただきます。
なかの歯科は開院して1年経過し、来院される患者様が増えてきたのでスタッフの募集を行っています。
小田原市南鴨宮の静かな住宅街にあり、近隣にお住いのファミリーの患者様が多く、アットホームな雰囲気で診療を行っています。
コミュニケーションをとるのが得意な方は大歓迎、苦手な方も私と一緒に頑張りましょう。
一般歯科、小児歯科、口腔外科、審美歯科、矯正歯科など幅広い治療を見ることができます。
職場の雰囲気などは、実際に見てみないとわからないことも多いと思っているので、気軽に見学にいらしてください。
ご連絡お待ちしています。
2019年6月11日
こんにちは、院長の中野です。
本日はなかの歯科の1歳の誕生日でした。無事この日を迎えられてうれしいです。
さて、今日は粘液のう胞という疾患についてご説明させていただきます。
粘液のう胞とは
このような唇によくみられる疾患です。
膨らんだ部分の中身は唾液です。唾液がたまって、このように唇の粘膜がふくれたり、しぼんだりを繰り返すときは治療が必要になります。
のう胞と周囲の組織を除去して、のう胞形成の原因となっている口唇腺と呼ばれる小唾液腺を取ってあげるのが一般的な治療です。
治療時間は麻酔時間を入れたら5分ほどです。
ここ1年お見掛けしていませんが、粘液のう胞でお悩みの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご連絡ください。