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脳の老化を止めたければ歯を守りなさい
2019年1月5日
明けましておめでとうございます、院長の中野です。
冬休中にタイトルの本を読みましたので紹介させていただきます。
この類の医療関係の本は本屋にたくさん並んでいるので普段は読まないのですが、駅の本屋でものすごい存在感を放っていたので、つい購入してしまいました。
著者は認知症専門医の長谷川先生。
長谷川先生の病院では、血圧測定や血液検査の後に歯の診察があるそうです。また病院には衛生士もおり、歯のケアをその場で行うほど、歯と全身には関連があると書かれています。
歯のケアをすることで認知症、誤嚥性肺炎、糖尿病の予防になり、生涯かかる医療費が大幅に安くなる。
口腔内の汚れ(プラーク)には肛門よりも細菌数が多い。など一般的に知られていることだけでなく、銀歯に含まれるパラジウムがアレルギー物質としてドイツで使用禁止になったことから、ご自身の銀歯をすべて別の材質に変えられたエピソードなども書かれていてとても面白かったです。
口呼吸が脳の前頭葉の機能低下につながることなどは、恥ずかしながら本を読んで初めて知りました。
口の中の状態と全身の関連はますます話題に上がることが予想されますが、予防に力を入れている歯科医院が多くないことも長谷川先生は心配されていました。
口の中に関心のある病院とも連携が取れるように、「なかの歯科」は予防を行う体制をますます充実させていきます。
・早いうちから歯をきれいにする習慣をつけて、脳と健康を守る
・髪を切るがごとく歯科を受診しよう
本の中のこの文章が印象的でした。
とても読みやすい本だったので、待合室におきました。ご興味ある方はご覧になって下さい。