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口呼吸
2019年4月9日
こんにちは、院長の中野です。
「口呼吸」という言葉をご存知でしょうか?
今回はお子さんの歯並びと口呼吸の関連の記事を書きます。
歯並びの相談をされる方が増えています。
よくない噛み合わせのことを不正咬合あるいは咬合異常といいます。
不正咬合の原因には、骨や歯の大きさに関する遺伝的なものと、指しゃぶりなどの悪い習慣による環境的なものがあります。実際にはいろいろな原因が重なって、さまざまな状態の不正咬合になりますが、歯並びの相談に来る子どもたちのは実は同じ問題を抱えている場合が多いといわれています。それが口呼吸です。
口呼吸をする
↓
舌の位置が悪くなる
↓
頬の圧力が上の歯列にかかりやすくなる
↓
上あごが狭くなる
↓
下あごが狭くなる・下あごの位置が悪くなる
↓
様々な不正咬合が生じる
このように口呼吸を続けていると、不正咬合を生み出す悪循環が起こると考えられます。今回の記事は、以前矯正のセミナーでお世話になった安田先生の医院の冊子を大いに参考にしました。
冊子の中には以下のチェック表もあり。2つ以上当てはまれば口呼吸の可能性を疑うと書かれていました。
□鼻がよく詰まる
□口をぽかんと開けていることが多い
□いびきをかく
□まえかがみで、姿勢が悪い
□食べているときにぺちゃぺちゃ音を立てる
□話すときの舌の位置がどうもおかしい
□何かを飲み込むときに舌が前に出てくる
□上の歯列の形が逆V字型になっている
□上あごの天井が高い
□扁桃腺がはれたり、風邪をひきやすい
□寝汗をかく
□寝ているときに立ったり、座ったりする
□睡眠時間が足りているのに、朝から疲れている
□中耳炎になりやすい
お子様で口呼吸の疑いがありましたらお気軽にご相談ください。