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インプラント
2018年7月16日
こんにちは、院長の中野です。
暑いですね・・・。燃えてます
なかの歯科が開院してはや1ヶ月が過ぎたのですが、先日インプラントの治療をした患者様がいらっしゃいました。
ご本人に許可を頂きましたので写真を使用して今回行ったインプラント治療に関してご説明させていただきます。
いつものようにまとまりのない文章になるかもしれませんが、ご容赦ください。
右下奥歯が2本ない状態(臼歯2歯中間欠損)になっていました。
この状態が続くと、周囲の歯が倒れてくる(隣在歯の傾斜)、上の歯がでてくる(対合歯の挺出)ことが予想されます。
歯列が乱れるために咬合が変化し、そのため歯に負担がかかるようになります。
また、一度動いた歯は元に戻らないため、矯正治療が必要になることもあります。
そのため、歯がなくなったら抜いた歯の代わりになる装置を作る治療(補綴治療)が必要になります。
ブリッジ・いれ歯(部分床義歯)・インプラント・移植(適応外のこともあります)の選択肢から治療を選んでいただきます。
どの治療にもメリットデメリットがあるので、どれが1番ということはありません。口の中の状態は患者様ごとに違うので、ご納得頂けるまでご説明し、希望に添った治療をご提供させていただきます。
今回、患者様はインプラントを希望されたので、インプラントの治療に関していくつかご提案をしました。
口の中の状態をよくみると、ない奥の歯(右側第2大臼歯および第3大臼歯)が倒れている(近心傾斜)していることがわかります。
本来歯2本分のスペースが、隣在歯が傾斜しているため狭くなっています。この状態で2本のインプラントを入れるのはおすすめできませんでした。インプラントと歯や、インプラント間の
距離が近いと、周囲骨の吸収が起きた際に、管理が難しくなるためです。
インプラントの位置を事前にシミュレーションしたとしても、人が行う治療に絶対はありません。1mmずれただけで、インプラント周囲炎のリスクが高まります。
今回患者様には3通りの治療計画をご提案しました。
1)右下の親知らず(一番奥の歯)を抜歯し、奥から2番目の歯を矯正で元の傾きに戻して(アップライト)からインプラント2本埋入
2)リスクを承知の上で2本インプラントを埋入
3)インプラントを1本埋入、インプラント1本だけではスペースに対して小さいので、清掃性も考慮して、歯2本分のかぶせ物を作製する(カンチレバー)
患者様は (3)を選択されました、治療時間は30分ほどです。
希望があれば、(1)の治療に移行できるような位置にインプラントを埋入しました。
インプラントで一生快適にお食事を召し上がっていただけるように、インプラントの治療が終了しても、全力でサポート(メインテナンス)させていただきたいです。
お口の中の様子は患者様によって全然違いますし、価値観も様々です。ですが、「ご自身の歯でおいしい物を、おいしく召し上がりたい」という想いは一緒ですよね。
今回のインプラント治療は周囲の歯を健康な状態で維持するのに大変有意義な治療だと思います。
自分はまだまだ勉強中の身ではありますが、すべての患者様の希望に添った適切な治療を提案、提供できるようになかの歯科と一緒に成長していきたいと思います。
最後までご覧頂きありがとうございます。なにかご不明なことがありましたら、何でもご相談ください。
暑い日が続きそうですが、自分は連休ゆっくりできたので明日からまた頑張ります。